2015年に公開されたアメリカのSFアクション映画。

監督:ニール・ブロムカンプ

主演:シャールト・コプリー

近未来のヨハネスブルグの多発犯罪率を撲滅するために南アフリカ政府が大手兵器メーカーと提携して、高性能の人工知能搭載、攻撃ロボットを実戦配備した社会を描いている。

リアリティあふれるロボットは、まるでドキュメンタリー映画のようで、すでに実用化されたロボットの活躍を見ているようだ。

高度に制御された自立型ロボットは、人間の言葉を忠実に理解し、実行することができる。あらゆる社会活動シーンで導入できそうなレベルまで達している。

人工知能を工夫して、自我に目覚めさせるという画期的な発明をする流れは、映画の物語展開を面白くさせる意味で重要な局面だが、単純にSFファンであれば、ロボット警官が活躍するシーンだけで満足のいく映像美となっている。

ここまで高性能なロボットが作れる時代であれば、貧困からくる凶悪犯罪の撲滅はできそうに思う。