1988年のアメリカのアクション映画。

監督:ジョン・マクティアナン

主演:ブルース・ウィリス

この映画は、アクション映画として、1980年代~1990年代にかけての金字塔となった。アクション映画は1980年代に隆盛を極めた。

あらゆる意味で、それまでアクション映画の集大成とも言えるスケールの大きさ、近未来のハイテクを駆使した戦闘シーンは、新しいコンピュータ時代の到来と相まって、大いに人気を博した。

この映画は、ビルクライシス映画でもある。

今までのビルクライシス映画といえは、大火災や大地震によって、逃げ惑う人々を描いた作品が多かった。

この映画では、現代ビルという高層で要塞化された中へテロリストたちが乗り込み、金品を強奪するという新たな展開を示した。

夕暮れ時の高層ビル内の一室の景色は、現代社会の一つの日常的シーンとして描き出されている。
ビジネス戦争と揶揄された時代の夕日の刻は、戦い疲れてくつろぐ一時のはずであった。
しかし、そこへテロリスト一団のトラックが颯爽と現れ、ビル内へと乗り込んでくる。
ナイトタイムはハイテク兵器を駆使した実戦の舞台へと変貌する。